"宮崎銀行、日本IBMに運用業務をアウトソーシング"

 コンピュータセンターのシステム運用業務やホストコンピュータ、周辺機器の保守・管理などをアウトソースするもの。情報システム技術が多様化・複雑化に対し、運用部門での高い専門性と技術力を持つ日本IBMへ委託して、効率的で安定したシステム運用を図る狙い。また、システム運用を標準化することでのリスクを抑制するほか、コスト支出を毎年一定額に平準化する。

 アウトソーシング契約期間は、2005年10月1日〜2013年12月31日となっている。

”運用部門で高い専門性と技術力を持つ”?
何を言ってるんですかね。。。技術力はともかく、運用の専門性は現場の人間が一番持っているに決まっているじゃないですか。日本でアウトソースを考える企業はココが間違っていると思うんですよね。
IBMに限らず、各ベンダー、アウトソーサーが持っているのは、技術力と標準化や共通化のノウハウであって、「現状の運用」を業務分析し、変革していく技術力とノウハウであるわけで。その結果として効率化、コストダウンがはかられるわけですよ。対して、「現状の運用」の専門性というものは今その現場にいる人が一番持っているわけです。
ちょっと考えれば中学生でもわかりそうなこのことを、理解していない(フリをして委託している?)経営者のなんと多いことか。(宮崎銀行がそうだといってるわけではないですよ。)
運用は変えたくないんだけどアウトソースするからにはコストは下がるんだよね?という後ろ向きなアウトソース、後ろ向きなアウトソースしか提案できないアウトソーサー。。。。日本のアウトソース市場の先行きはまだまだ暗いですね。受ける側も任せる側も、もう少し意識を変えたほうがいいと思います。
以上、若者の戯言でした。