Google+ 雑感

Google+つかってみた。悪くない。アレと似てる。世間で言われている一通りの感想と同じものを持った。
で、次にくる悩み。「どう使うか」

用途ではなくて、「公開範囲」というか、「ネットワーク範囲」というか。実名/匿名とかオンライン/オフラインに近いかもしれない。
このコミュニティではここまでリアルをだして良し、このコミュニティでは基本リアルを出さない、etcetc mixiではこう、はてなではこう、Facebookではこう、みたいな。


というのも、色々みてたのだが、Facebookにはないアクセス権限をソーシャルネットワークに持ち込んだという意味でGoogle+は評価されるのだと思うが、これがいまいちわかりづらいのだ。そのくせ敷居が低い。
Googleさんのことなので、「あえて」やっていて、クローズドになりがちな「実名ネットワーク」をオープンにしたいとか、クローズドなモノもオープンなモノもGoogle+というプラットフォームの上で転がしたいとか、そのあたりの真意は不明だが、やや不親切でわかりづらい。

Google+にはいくつかデフォルトのサークルがある。日本語版の場合「友だち」「家族・親戚」「知人」「フォロー中」「ブロック」などが存在する。
曲者なのはこの「フォロー中」(あと「知人」もだけど。)というサークルの存在だ。(英語環境でどういうネーミングになるんかわから無いが)ツイッターで使われている言葉を持ち込んでいるあたり、敷居を下げようという意図は見て取れる。このデフォルトサークルの説明には「個人的な知り合いではないが、投稿を読みたいユーザーです。」と書かれていることからもそのあたりを意識していないはずは無い。(ちなみに「知人」の方は「顔見知り程度の知り合いのサークルです」と書かれている)

一方、自分が投稿するときだが、公開範囲には個別のサークル指定のほか、一般公開、あなたのサークル、友だちの友だちのサークル(それぞれ英語版では Public, YourCircle, ExtendedCircle となっている。)が存在する。
この「友だちの友だちのサークル」が曲者だ。日本語版においてはデフォルトのサークルで「友だち」があるので、「友だち」サークルに入れている人とその友だちの人たちに公開、くらいに見えてしまうのだが、、、、実態は自分の作っている全てのサークルとそのサークルに属するメンバーの各サークルのメンバーに対して公開されるのだとおもう。限りなく一般公開に近い公開範囲だ。

各デフォルトサークルの説明と日本語としての「フォロー中」「知人」の意味合いをストレートに取ると(少なくとも私の中では)これらは「友だち」には含まれない。
でも、Google+では公開されてしまうのだ。


はて、ここまで来て、Google+との距離の取り方がわからなくなってきてしまった。

ツイッターのようなゆるいものも、Facebookのような実名性だったり、社内ソーシャルのような硬いものも、どちらも取り入れうるだけのプラットフォームかもしれないとは思うのだが(社内ソーシャルは言いすぎかも。)アクセス権限管理が結構難しいのである。

ま、一人のユーザーがひとつのサークルにしか入れられないわけでは無いので、きめ細かくサークルとメンバー管理をやれば出来るのかもしれないが、それだとせっかくの敷居の低さが台無しになりそうだ。
ということで、サークルのネスティングか、ここのユーザー単位ではなくサークルごと、より大きい括りのサークルに入れられるようにして貰えるとありがたいのだが。

ま、でも、これが出来るようになったところで、まだ距離は測りかねるのだけれど。。。