2006年を振り返る

年が明けて10日もたってしまいました。昨年中に、1年を振り返り、年間ベスト本を振り返り、今年に入ってからすぐにでも目標設定をしたかったのですが、やっぱり無理でしたね(苦笑) てか、06−07は暦が悪すぎました。「うわー年末だー*1」ってバタバタしているうちに年が明け、4日には出勤、瞬く間に2日過ぎて3連休はスキー旅行。やっと落ち着いてものが書けるようになった感じです。 とはいってももう10日ですから、昨年を振り返る書き物は今日中に何とか片付けたいなと。

で、昨年最後の四半期あたりからやや更新が滞りがちだったのにはちょっと理由がありまして。(もう時効なので書いちゃいますが)

実は転職考えていたんです。現状の自分のスキルやビジネス経験を踏まえ、廻りを見渡して客観的に比較をし、自分への待遇面・扱いに関する不満やら、己の将来への不安やらありまして。 で、それなりに色々見てまわりました。 同業種・隣接業種・異業種。。。。 まず判ったことは「自分自身が自分自身のことを全く理解できていなかった」という事実。 それからは新卒のときのように「自分は何がしたくてこの会社に入ったんだろう?」「果たしてそれは出来ているのか?またできるのか?」「今後何を経験し、どう成長し、どういうオトナになりたいんだろう」などなどなど。。。
結果、やっぱりIT畑がいいのかなぁということで、異業種への転職は取り止め、ITならウチかココだよなぁということで『転社』も止め、入社時にやりたいなぁと思っていた仕事をする為に業務を変えることにしましたのです。

で、何をするか。 会社入る前、学生風情が抱いていた希望としては「お客様と向き合って、ITで企業経営に貢献できるようなエンジニアになりたい」とか、今振り返って考えればとても恥ずかしいことを言っていたんですね。若さゆえの過ちというやつかなぁ(笑)
ま、でもそれなりの経験をしたいまでもやはりそういう方面に興味はあり、でもひとつのお客様や業界専属ではなく、基盤の視点から、横串で物を見る仕事をしてきたこともあって、いろいろなお客さんを見てみたい、という希望もあり、(また単にあこがれもあり)、コンサルのお仕事がしたくなったのです。

幸い自社内にコンサル部門がありましたので、そこに話を聞きに行き、良いお返事をいただけたので、2007年は頑張るぞ、っと暮れを迎えていたのですが。。。。。

事件が起こったのは昨年暮の27日、私の最終出勤日でした。既に課長には異動の希望の旨伝え、引継ぎ期間は1月程度、但し量的にはそれほどないと思うという見込みも伝え、1月をお気楽に乗り切って2月から頑張っていこうーとか浮かれていたら、部長(3階層上の上司)からの呼び出しが掛かりました。

この方、女性なのですがいわゆる「マネジメント」が備えていて欲しい素養という奴を全て満たしていて、以前仕事をご一緒させていただいた際には非常に一緒に仕事をしていてしやすいタイプの方でした。 で、この方が、異動に当たって面談をしてくださると。 正直最初は「うちも頭数が足りてない状況で、抜けられると困るから残ってよ」という月並みな慰留なのかと思って、『異動します』と決意を固めて向かったのですが。。。
まず第一声が「あなたが本当にやりたい仕事は何で、それは本当にウチの部じゃ出来ないの? それとも今のチームや課になにか不満や居づらさでもあるの?」という問いかけでした。 もともとお話をしやすい方だというのもあり、ざっくばらんにお話をさせて頂いているうちに、「それはウチの部じゃなきゃ出来ないことだよねぇ、、、今までやってなかったけど(苦笑) でも実は来年、頭からこんなことやるんだけど、ちょうど人を探していたのでやってくれない?」という話になりました。

今にして思えば、うまいこと話の主導権を握られ、誘導されたような感も多少はありますが(苦笑)、異動しようとしていたところより、こちらのお話のほうが「本当に自分がやりたいこと」に近づく為の道筋・経験として良いような気がしたので、その場で「その仕事、させてください」ということで話が纏まり、年末を迎えたわけです。

とは言いながらも、先ほど書いたように「1月は引継ぎ期間でゆっくりやって2月からエンジン全開」とか考えていたわけですが、1月からのエンジン全開を余儀なくされ、ここまで更新が遅れてしまったというのもあります。

廻りの近しい方には、ある程度見えた時点で「来年は組織異動する方向で考えてます」とお話した後で、急にこのように話が変わったので、ちょっとお話させていただきました。

ややうまく誘導されたような気配も若干ありますが、割とHighLevelなマネジメントが、言ってみれば私事の為に1時間半も時間を割いていただき、じっくり話をし、慰留されるのみならず自分のやりたい仕事をその中でさせてもらえる、これってとても幸せなことだなぁと、感じていたりもします。

というわけで、年初から長くなりましたが、これがこの年末年始のドタバタの真相です。

*1:ウチの会社12月締めなもので。。。