天使の卵

天使の卵

天使の卵

評価:☆☆☆☆★

感想:
村山由佳は前から知っている作家だったが、実は今回始めて手に取った。実はこれまでは「女性に向けた」小説を書く作家さんだと思っていたからだ。しかしさにあらず。ホント先入観とは恐ろしい。
内容的には男の視点で書かれている。思春期の頃に抱く年上の女性への憧憬と恋心の入り混じった感情がしっかり描かれている。最後がHappyEndingとなっていれば映画化されていてもおかしくないような作品だ。
物語の冒頭で描かれる年上の女性との出会いのシーンは特に素晴らしい。
他の作品も手にとって見たいと思った。

映画化情報をGetしたので追記(Thanks to id:sussyさん)

2006年秋に公開予定の『天使の卵』(全国松竹系公開)がついに12月18日深夜にクランクアップ!
映画では主人公・歩太に市原隼人、ヒロインの春妃に小西真奈美。そして夏姫は沢尻エリカという豪華メンバー。監督は気鋭の冨樫森。

小西真奈美沢尻エリカですか。。。んー、楽しみだなぁ。。。
http://www.shueisha.co.jp/angel/movie/