CIOを悩ますインターネット私的利用問題

生産性の維持を理由に社員の反発を甘んじて受けるのか。
自社の社員の自制心・バランス感覚はそれほどまでに信用できないのか。

私的利用を監視するための貴重なリソースを割くのか。それによって得られるものは何か。

ネットアクセスを規制しても、いたちごっこになるだけの可能性もあるし、別の手段に走るだけ。無用の反発を引き起こす可能性もある。。。。。

んー、難しい問題ですが、

今年も全米大学バスケットボールのNCAAトーナメントのシーズン「マーチマッドネス」がやってきた。そして、社員の生産性を低下させている。
 CBSNCAAの取り決めにより、今年初めて、試合がオンラインで無料ライブ配信されるようになり、多くのファンが勤務時間中に試合を見ている。一部のリポートによれば、その結果、米国企業は生産性の低下により38億ドルという驚異的な損失を被ることになるという。

というのは度を越している気もするが、結局のところ、よくできた会社ほどこの結論に落ち着く気がする。

CIOはポリシーを定義し、フィルタリング技術を用いて生産性を高めつつ、ポジティブな仕事環境も維持できる。今日では社員のモバイル化が進んでおり、多くの社員は自分のノートPCを自宅に持ち帰り、いつでも好きな時間に仕事をする可能性がある。

 CIOは1日の間で社員が業務に集中すべき時間を特定すればいい。インターネットを私用に使いたいのであれば休憩時間にそうするよう、社員に徹底する必要がある。休憩時間であれば、帯域幅の需要は少なく、業務への集中も求められていない。

 明確なポリシーを定める。そして、会社にとって何が不可欠な要素かを特定する。そして、社員に仕事に集中してほしい時間帯を特定する。

 「社員の時間も尊重するが、勤務時間中は仕事に集中して欲しい、ということだ」

つまり、CIOに必要なのは社員とのコミュニケーション、ということか。