その基幹システムは被災時でもダウンしないか?

ディザスタリカバリの必要性

 複雑化するITシステムの運用において、そのサポートを行うために、運用の自律化やユーティリティコンピューティングなどの技術革新がめざましい。また、セキュリティやバックアップ対策は、システムの安定稼働を保証するものとして欠かせない。

 そして、昨今注目されているものの1つとして、災害時でも稼働保証を行うための施策が挙げられる。例えば万が一、読者が利用しているデータセンターの一角が被災してしまった場合、そこで稼働するサービスの連続運用が保証されているだろうか? 情報の対価に見合う運用体制が、いま問いただされているのだ。