ユーティリティ・モデル

ITmediaで組まれていた特集を取り上げる。
現在までに第2部までがWebで公表されており、「ユーティリティモデルの現状」と「ベンダー動向」としてサンとIBMが取り上げられている。

ユーティリティモデルの現状

コンピュータの低価格化とネットワーク化が進行した結果、業務の処理量に合わせて複数台のコンピュータを組み合わせて利用することがごく普通に行なわれるようになった。メインフレーム時代のシンプルなモデルは過去のものとなった。

しかし、現在では増えすぎたサーバの台数が管理限界を超える、という問題が生じ、その複雑さが非効率と見なされ始めた。そこでユーティリティ・モデルが脚光を浴びることとなったが、基本的な概念は単純でも、実現手法は各社まちまちとなっている。

まとめると、所謂オープン系システムでは3Tierアーキテクチャなどを取ってきたが、この水平分業/垂直分業によりサーバーの台数を増やす結果を産み、管理限界の超過と利用効率の低下を招いた。これに対応する為ベンダー各社はユーティリティ型のサービスを提唱し始めた、ということか。