日本IBMが大規模データグリッド構築、効率化のカギは仮想化技術

 日本アイ・ビー・エムは3月17日、同社と高エネルギー加速器研究機構KEK)が大規模なデータグリッドシステムを構築したことを明らかにした。

(中略)

 ご存じのようにサーバ単体のコストは下がっているが、設置台数が増えるに伴い、管理運用コストが増大している。「しかも、企業の運営に致命的なダメージとなる危険性があるため、管理者たちは既存インフラの変更に踏み切れない」とデッソー氏。これでは、IBMが掲げるオンデマンド・ビジネスへの道は遠い。

 仮想化は、コンピュータ資源を物理的ではなく、論理的に見せること。デッソー氏は仮想化を「同種資源」「異種資源」「全社資源」、そして「企業にまたがる資源」という4つの段階に分類して説明した。

あー、それぞれの具体例が知りたいなぁ。。。どっかにないかなぁ。。。

 彼によれば、同種の資源、例えば、ストレージの仮想化が最初のステップとなる。市場の90%はこの段階にあるという。IBMでは「Virtualization Engine Suite for Storage」を用意し、そうしたニーズにこたえている。
 次のステップは、UNIXサーバやWindowsサーバという異種の資源を仮想化し、一元管理する段階だ。市場の7%が取り組むこの段階では「Virtualization Engine Suite for Servers」がキーとなるという。

ふーん。。。

最後に興味深い一言が。。

メインフレームの利用効率は80%以上。ほかのシステムはせいぜい15%に過ぎない。解は仮想化にある」(デッソー氏)

これってつまり、メインフレームは既に仮想化し尽くされてます、ってコトですか?IBMサン

ところで、”高エネルギー加速器研究機構”のどこをどうとってKSKになったのかはとても興味深い。。。