今年読んだ本たち

本好きとしていつも楽しませていただいているdainさんのblog『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』さんで、この本がスゴい!2005が発表されています。
今回も参考になります。こんなレビューが書けるようになりたい(笑)

というわけで、スゴ本さんに”インスパイア”されて、私のトコでも今年読んだ本を纏めてみることにしました。

復習本・オブ・ジ・イヤー

お勉強系で役に立った本。
だいぶ前に出たものなのでいまさら感は非常にありますが、経済学部出の私にとっても読みごたえのあった1冊。
これを読んでると「やっぱ竹中平蔵ってすごいな」って思いなおしたんですが、やっぱり政治家の時の彼は魅力が薄れている気もします。。。

勉強本・オブ・ジ・イヤー

今年は「リーダーシップ」関連の本をよく読んだ。リーダーシップってどういうことなんだろうって考える機会が多かったせいかなぁ。。要はリーダーに不満を抱えてるんだけど。
この本は以前にも一度レビューを書いたんですが、クラウセビッツの「戦争論」をはじめとする古くからの良書と現代のリーダーたちの言葉とを並べ、『リーダーはかくあるべし』を教えてくれる。

期待はずれ本(お勉強部門)

「戦争学」概論 (講談社現代新書)

「戦争学」概論 (講談社現代新書)

勉強本・オブ・ジ・イヤーの続きで、タイトルだけで手にとってこの本。期待はずれだった。。。
多分著者は歴史(戦史)マニアなんだろうなぁ。知識のマスターベーションをしているだけな感じがして、途中で読むのをやめてしまったよ。。。

面白本・オブ・ジ・イヤー

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

これも以前レビューしたことがある本、面白かった。
糸井重里ってすごいなぁ。。。。

ミステリー・オブ・ジ・イヤー

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

今年一番読んだ作家、それはきっと森博嗣だ。「六人の超音波科学者」をタイトル買いしたのに始まって、最初はそれほどでもなかったけど気がつけば7冊読んでた。ミステリーなので頭を使いながら読むことも出来るが、頭を使わずに呼んでてもしっかり楽しめるのが素晴らしいし、通勤時に読むにはありがたい(笑)
著者の最初の発表作であるこの「すべてがFになる」は、何冊か読みすすめたあとで「やはり最初の1冊を」ということで手に取ったが、これが一番あっと言わされた本な気がする。という訳で、オブ・ジ・イヤー。

エロ本・オブ・ジ・イヤー

スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)

スカートの中の秘密の生活 (幻冬舎文庫)

文庫本の裏に書かれている惹句を読んで手に取った1冊。ランディさんエロいわ。。

期待はずれ本(文芸部門)

七都市物語 シェアードワールズ (トクマ・ノベルズ)

七都市物語 シェアードワールズ (トクマ・ノベルズ)

原作は田中芳樹。かなーり昔に1冊出たきり続きは出ていなかったわけだが、その舞台を使って他の作家がお話を書くという”シェアードワールド
お話としてはそれなりに面白かったわけだが、田中芳樹に求めるもののひとつに独特の毒舌というか体制批判というか、あのテイストを求めていたのか、別の作家が書くとどうも物足りなさが残った。。。舞台的には好きな作品だけに「期待はずれ」としてしまうには惜しいのだけれど。。。

ベスト本・オブ・ジ・イヤー

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

やっぱこれですかね、ことしは。
実話(他のネット系のお話と一緒で「釣り」を疑えばいくらでも疑えるんだろうけど)だってところがすごい。
あとは著者・アルテイシアさんの独特な語り口、非常に親近感も持てるし、面白い。今年、周囲に「是非これ読んで!」って薦めたのはこれぐらいかな。



来年はお勉強本がベスト本になるようにお勉強系を頑張ります。。。
とりあえず、年末年始は「デマルコ」と「ファシリテーション」がキーワードです。