「カトリーナで米国企業の危機意識に変化」と米HPアーキテクト

「従来型のディザスタ・リカバリには、事業継続性の点で改善の余地があった」とサワーズ氏は語る。バックアップ・システムを用意しておき、バックアップ・テープからデータを復旧するというやり方では、事業再開までに数日から数週間もの時間がかかることがあった。

 「そこで事業継続性を確保するという点で、脚光を浴びているのが、“ディザスタ・トレランス”と呼ぶソリューションだ」(サワーズ氏)。ストレージ機器のレプリケーション/バックアップ・ソフトウエアと、遠距離高速通信が可能な光ファイバ、サーバーの仮想化技術などを組み合わせて、災害発生時にもシステムの継続利用を可能とする。「ハード/ソフトの構成にもよるが、災害発生からシステムが復旧して利用できるようになるまでの時間を、数分から数時間に短縮できる」

日本でも地震が続いているせいでディザスタリカバリが注目されているようですが、こう多いと逆に危機意識が薄れていくのかしらん。