インターネットの支配権は誰の手に?--ブッシュ大統領がEC委員長と会談

 米国のBush大統領は、今週行われた欧州委員会(EC)のJose Barroso委員長との会談で、インターネット支配権に関する話題を切り出した。これは、これまで目立たなかったインターネットに対する支配権に関する議論が、注目を集め出したことの表れといえる。

 このトップ会談は18日、ホワイトハウスで行われた。会談の中でBush大統領がインターネットに対する支配権の話題に触れた背景には、現在米国が、インターネットの主要な側面に対する米国の影響力を弱めるよう要求する第三世界の国々からの反発にさらされているという事情がある。ECは最近、11月に開催される国連サミットで議論される予定の改革案の1つを支持すると発表した。

(中略)

 この国際的な政治的論争の核心にあるのは、インターネット誕生以来の遺産であるインターネットアドレスやトップレベルドメイン名のマスターデータベースに対して米連邦政府が持つ唯一無二の影響力だ。例えば、Bush政権は最近、ポルノ製作者向けの赤線地帯として「.xxx」ドメインを設置する案に対し異議を唱えたが、これは他国の政府は行使できない米国政府にのみ与えられた拒否権の一例だ。

むしろ今まで問題にならなかったことのほうが問題です。。。