IBMのサービスサイエンスとMOT

IBMは「サービス」を下記のように定義しています。

 A service is a provider/client interaction that creates and captures value.

 サービスとは顧客と供給者との間で、価値を作り出し得るための相互作用である。

 さらに他の言葉を引用して

 Intangible and perishable… created and used simultaneously. (Sasser et al, 1978)

 無形かつ滅びやすく、作られると同時に使われる。

 All economic activity whose output is not physical product or construction (Brian et al, 1987)

 物理的な製品もしくは構造物を除いたすべての経済活動


 医者と患者の関係がサービスの例としてあげられます。医者は医療というサービス(無形)を患者に提供し病気などから回復をさせ、それに対して患者は診察料を支払うのです。「サービス・サイエンス」とは、この無形であるサービスを体系化した学術分野です。

 「サービス・サイエンス」には、コンピュータ・サイエンス、オペレーションズ・リサーチ、インダストリアル・エンジニアリング、ビジネスストラテジー、経営工学、社会科学、および法律学の各分野で現在行われている研究が取り入れられることになります。余談ですが、米国のNational Academic Reportによると、IBM社は1950年代に学問の一分野としてコンピュータ・サイエンスを作りだす上で、重要な役割を果たしたと言っています。

 特にIBM社は大きなチャンスを秘めているサービス分野として、ITとコンサルティング分野をあげています。インターネット等のIT技術の利用により急速に進んだビジネスの変化を、体系的に研究することにより、さらなる進歩が期待できると考えていると考えられます。

ほー、なんか面白そう。
あとで読もうっと♪