企業に大激震? 日本版SOX法がやってくる

 日本版SOX法は、内部統制の状況を企業経営者が確認、評価し、その適正性を会計士が監査する2重チェック。

 内部統制の構成要素は6つ。企業内のすべての統制活動のベースとなる「統制環境」、目標の達成に影響を与えるすべてのリスクを識別、分析、評価し、リスクに対応する「リスクの評価と対応」、経営者の命令、指示が適切に実行されることを確保するための方針、手続きの「統制活動」、必要な情報が組織や関係者に適切に伝えられることを確保する「情報と伝達」、内部統制の有効性を継続的に監視、評価するプロセスである「モニタリング」(管理活動)、内部統制の基本的要素が有効、効率的に機能するために情報システムの適正性などを保つ「ITの利用」(IT統制)となる。

 企業の経営者はこれら6つの構成要素に基づき、内部統制が適正に運用されているか評価し、外部に対して「内部統制報告書」として示す。会計士はさらに内部統制の適正性を外部からチェックする「内部統制監査報告書」を作成する。

SOX法、今後注目のものになりますよ。ビジネスチャンスと結び付けられるのか。。。