自動化と自働化

あまり深く考えたことはなかったですが、今日たまたま見たBlogで面白い記述があったので取り上げてみる。

例えば、自働化(にんべんのじどうか)は、Autonomation だ。

-Autonomation is addion of an element of human intelligence to automated machinery.

-Autonomation involves transferring human intelligence to automated equipment.

おお、いいぞいいいぞ。ツールは人間の知恵を移転してはじめて、よいツールになる!

Autonomationの英語には、Built-in-Quality という訳もある。これも、いい訳だなぁ。

このBlogはアジャイルについて書かれていますが、私個人的にはメインフレーマーなので、アジャイルってなんですか?くらいのモードです(^^;*1
でも、運用管理→省力化→自動化と繋がってくるので、自動化と聞くと見ずにはいられません。

で、自動化と自働化の違いについてググって見ました。

いろいろ出てきたんですけど、トヨタを題材にしているものが多かったです。自働化っていうのは”ものづくり”の現場から生まれたものなんですかね。

 トヨタイズムは「自働化」を進めました。「ニンベンのある自動機械(automation with a human touch)は自動停止装置付機械ともいいます。機械に良し悪しを判断させる装置をビルドインされており、人間の知恵と管理の仕組みの追加をニンベンは意味します。自働化という考え方は、例え手作業のラインであっても徹底され、異常時には作業者がストップボタンを押しライン全体を停止させることができます。ラインが停止すると「あんどん」と呼ばれる表示版が点灯し、管理者・監督者は異常確認・原因への対策を最優先のプライオリティで復旧作業を行います。又、他にも不良品を出さない為に冶工具・取付具に工夫を施した「ポカヨケ」等もあります。まさに「にんべん」に係わる工夫がワークフローの中に組み入れられています。

自働化ってのは人間の知恵が含まれていなければならないと。上のBlogでかかれていることと一緒ですね。

なんかトヨタ生産方式ってやつにちょっと興味が湧いてきました。

教科書第2章「能率」−第2節「個々の能率と全体の能率」あたりが面白いかなぁ。

システムの運用も、自動化 ではなく 自働化 で行きたいものである。

*1:まぁ、言葉くらいは知っていますけど。。。