"IBM汎用機の2〜3割がLinux搭載機に,選ばれる理由は意外な“割り引き”効果"

Linuxで汎用機が選ばれる理由としてIBMが挙げるのが「これまで培ってきた信頼性と運用の容易さ」(渡辺氏)である。汎用機は,ハードウエアのほとんどのコンポーネント冗長化され,監視されている。障害を検知し,稼動しながら部品を交換するといったことがほとんどの構成要素に対して可能だ。歴史があるため運用のノウハウも確立している。

 だが選ばれる“秘密”はほかにもある。仮想マシンによるサーバー統合で発生する,ソフトウエア・ライセンスの節約効果だ。zSeriesでは仮想マシン・ソフトVM上で,複数の独立したOSを同時に稼動させることができる。外部からは複数のLinuxマシンが動作しているように見えるが,物理的にはきょう体は一つ。OracleDB2,WebSphereといったソフトウエアのライセンスは物理的なCPUの数だけですむ。

いよいよ本格化するんですかね、異種プラットフォームの統合化。知っている範囲ではやはりIBMさんのiSeriesサーバーが一番異種サバコン(ServerConsolidation)ができるHWだと思うのですが。。。HWの仮想化という意味でもIBMさんに一日の長があるのか。。。