"「SNSでITリテラシー底上げを」――総務省研究会"

SNSが“社会のため”にできること

 SNSは、市場規模やビジネスモデルといった“お金の問題”よりも、国民のITリテラシーの向上という観点からとらえるべきという意見も出た。

 研究会メンバーの早稲田大学・木村忠正教授は「身近にいる人とSNSを利用してもらうことでITスキルを高めてほしい」と考えているという。

 背景には「日本人のインターネットに対する恐怖心が、ITスキルの向上をはばんでいる」という問題意識がある。匿名掲示板に代表される、“よく分からなくて怖い”といったマイナスイメージが、日本人をネットに対して消極的にしているという考えだ。

 SNSは、現実世界の人間関係とルールをそのまま持ち込めるため、匿名掲示板よりも荒れにくいとされている。SNSで「ネットは楽しい、便利」と分かってもらえれば、ネットの海に漕ぎ出してもらうきっかけになりそうだ。

 また、SNSは年齢を選ばない。「政府は、小中学校にPCを入れることはできても、ITを最も苦手としている中高年以上の層にIT教育をする術がない」(内藤課長補佐)。SNSなら中高年にも自然にITリテラシーを身に付けてもらえそうだ。

匿名掲示板と言うのは、アレのことですな( ̄ー ̄)ニヤリッ いやぁ、国のお役所がこういうものをまじめに研究会を開いて取り組んでいると言うのが、まず驚きでしたが。SNSの市場は悲観的でありBlogはまだまだいけそうだと。 たしかにSNSだと匿名性の怖さは多少軽減されますね、mixiみたく数10万人規模になるとだんだん怪しくなっては来るけど。かといって人と知り合ったりすることもSNSの目的のひとつではあるのでやはり多数の会員がいるコミュニティに人が集まる構造は覆しづらいだろうし。 研究会が出している報告書?もなかなか面白いですので、興味のある方はご一読を。 なんか大学の研究室時代を思い出してしまいましたわ(⌒^⌒)bウフフ