ストレージの仮想化、日米の異なる事情

 ストレージベンダー大手各社はそれぞれのアプローチを提示している。単純化して捉えるなら、ディスクアレイで仮想化するアプローチ、ネットワークで行うもの、そして専用のサーバで行うもの――これら3種類に大別できる。ディスクアレイで仮想化を行おうというアプローチは日立が代表的で、ネットワークで仮想化しようとするのは「ストレージ・ルータ」のEMCが挙げられる。そして、専用サーバによるアプローチは、Network Appliance(NetApp)が採用している。

 各社、これらアプローチの違いをアピールしてしのぎを削る。最近ではIBMがEMCのお膝元ボストンで仮想化製品を発表し、刺激したばかり。ただ、大規模SANを構築してきた米国と異なる日本は、仮想化によるメリットを受け入れにくい現状もあるようだ。

ほぉぉぉ、ストレージ仮想化はあまり詳しくないのですが、面白そうよね。

聞きかじった話なのですが、”仮想化”と言う言葉は今と昔で捕らえ方が全然違うと。いわく、昔は実体として少ないものを如何に多く見せるか(ex:仮想メモリ)という概念だったのに対して、現在Hotな仮想化は、実体がたくさんあって複雑なものを単純化してみせる(simplification)ものなんだとか。なるほど、言いえて妙ですな。